那覇出身のラッパー、CHICO CARLITO(チコ・カリート)が、日米バイリンガルラッパーのMIYACHI(ミヤチ)とタッグを組んだ新曲「CHOTTO CHIGAU」が配信されている。ミュージックビデオは2026年10月30日(金)19時に公開された。歌詞にはタコライスや紅生姜、シーサーなど、沖縄にちなむ言葉が散りばめられている。
「ちょっと違う」を勲章にした一曲
曲名の「ちょっと違う」は、日本語で相手をやんわり否定するときの言い回し。ニューヨークと日本の両方の文化の間で育ったMIYACHIは、どちらの場所でも「ちょっと違う」存在だった。この曲では、その言葉を批判ではなく自分の勲章として歌う。
フックでは「あいつらと俺たちは違う」と宣言する。「間違いない」「レベチ」「一味違う」など、「違う」を軸にした言葉がトラックのあちこちに仕込まれている。楽曲はNasが共同オーナーを務める米ヒップホップレーベル、Mass Appeal Recordsからのリリースで、MIYACHIは新章の幕開けと位置づけている。
沖縄の言葉が並ぶリリック
CHICO CARLITOは那覇出身。テレビのバトルラップ番組「フリースタイルダンジョン」の初代モンスターとして知られ、最近はAwich、ONE OK ROCK、Paleduskらと共にコレクティブ「YAO」に参加している。
リリックには沖縄ならではのモチーフが登場する。MIYACHIは「俺とカリートはピザ&タコライスみたいに最高だ」とラップし、ニューヨークのピザと、アメリカの影響から生まれた沖縄のタコライスを重ねる。CHICO CARLITOは「隣にわさび、俺、紅生姜」と歌い、わさびで本州を、沖縄そばに添える紅生姜で沖縄を表す。2番のヴァースは英語で、沖縄の守護獣シーサーも登場する。
MIYACHIは「日本では誰かに『ちょっと違う』と言われるたびに、自分のやり方が間違っているという意味だった」と語る。CHICO CARLITOは「沖縄は東京とは常に『少し違う』ものだった。それを自分たちのサウンドに転化した」とコメントしている。
ミュージックビデオは東京の長い一夜
ミュージックビデオの監督は、オランダ拠点のコレクティブ、Red Moons(レッド・ムーンズ)。200本以上のヒップホップビデオを手がけてきた。映像は、MIYACHIとCHICO CARLITOの東京での長い一夜を追い、煙が立ち込める焼肉屋のカウンターから踏切や屋上を抜け、レコーディングスタジオへと向かう。
リリース情報
- 曲名:「CHOTTO CHIGAU」
- アーティスト:MIYACHI & CHICO CARLITO & Doc Pauly
- 配信:配信中
- ミュージックビデオ:2026年10月30日(金)19時公開
dot ポイント
- 沖縄ゆかりのラップを聴きながら国際通りを歩くなら、同じ那覇で開催中のイベントも合わせてチェック。初音ミクと街を巡る「CHURA MIKU STREET 2026」は11月1日から
- 歌詞に出てくるタコライスや沖縄そばは、本場で食べ比べるのも楽しみ方のひとつ




